体操女子鶴見虹子選手(2008年北京、12年ロンドン五輪代表)が、逆足のアキレス腱を断裂してしまいました・・・。
鶴見選手は、2014年4月の床運動の練習中に左アキレス腱を断裂。
同年11月の全日本団体選手権で実践復帰すると、
2015年4月の全日本選手権では、復活の兆しを見せる個人総合5位入賞。
見事、アキレス腱断裂から復活を果たしていました。
日本代表復帰に向け、まさに “これから” という矢先、
まさかの逆足、右足のアキレス腱断裂に襲われてしまいました・・・。
以下、ニュース記事の引用です。
最終種目となった床のマットに、無残にも倒れ込んだ。タンカに乗せられた鶴見虹子(22)=日体大=は、流れる涙を見せまいと顔を手で隠し、会場を後にした。
体操のNHK杯兼世界選手権代表選考会が17日、東京・国立代々木競技場で行われた。2008年北京、12年ロンドン五輪代表の鶴見は、3年ぶりとなる世界選手権代表入りを目指して同大会に出場。3種目目の平均台が終わった時点で3位と好位置につけていた。
ところが悲劇は突然起こった。床の演技を数分後に控えた直前練習中、右足にするどい痛みが走った。右足アキレス腱(けん)断裂-。最後の1種目を残し、無念の途中棄権となった。
鶴見は09年世界選手権の個人総合で銅、種目別段違い平行棒で銀メダルを獲得。女子のエースとして日本チームを引っ張ってきたが、一昨年に右足首を捻挫。昨年は左アキレス腱(けん)を断裂するなど、度重なるけがの影響で第一線からは遠ざかっていた。
アキレス腱断裂の鶴見虹子 けがには勝てなかった体操界の小さなエース (サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース
なんということでしょう。
本当にショックです。
「顔を手で隠し」
と記事にありますが、断裂の瞬間、条件反射的に涙があふれたんじゃないかなぁ。
長かった療養期間、
辛かったリハビリ生活、
感覚を取り戻すまでの練習の日々。
それらを1年かけて、やっと乗り越えたのに。
やっと元の演技ができるようになってきたのに。
逆足のアキレス腱を断裂してしまうとは。
そのショックの大きさは私などには到底想像もできません。
ニュース記事では、「引退」 の二文字も見えました。
日体大4年の22歳。今年4月の全日本選手権では、復活の兆しを見せる個人総合5位に入り「今年ダメなら引退しようと思っていた」と揺れる心境を明かしていた。全日本の持ち点と今大会の得点を加味し、上位5選手がこの大会後に代表として発表される段取り。鶴見も十分代表復帰が狙える位置につけていただけに、悔しさから涙があふれ出したのも無理はない。
指導する日体大の瀬尾京子監督によれば、ここ数カ月は今までにない集中力で練習に取り組んでいたという。「(けがの影響で)今年1年は無理かな。大学4年なので(卒業後の)来年になるとモチベーションを維持するのも難しいかもしれない」とこのけがが引退の引き金になる可能性も示唆した。
「今年ダメなら引退しようと思っていた」
という言葉からも、鶴見選手の今年にかける強い意志が感じられます。
それだけにこのアキレス腱断裂は、本当につらい。
簡単に、
「まだ体操を続けて」
「復帰に向けてまたがんばって」
なんて言うことはできません。
今はただゆっくりと休んで欲しいです。
ゆっくりとアキレス腱と心の傷を癒してください。
鶴見虹子鶴見選手のアキレス腱断裂からの復活を心からお祈りいたします。
【関連ページ】
・体操女子、鶴見虹子選手がアキレス腱断裂から復活!(2014/11)
・体操女子、鶴見虹子選手が左アキレス腱断裂!(2014/5)
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